
CCNA取得への道 ~第3回~

こんにちは、ラダーシステム株式会社のY.Yです。
今日は火曜日なので、Cisco機器基礎について学んで行きたいと思います。
Cisco機器基礎とは?
Cisco製のルーターやスイッチなどのネットワーク機器を操作・設定するために必要な基本的な知識とスキルを指します。
ここではCisco製品の基礎だけでなく、基本的な操作方法やコマンドの使用を学んで行きたいと思います。
基本的なコマンド紹介
Cisco機器の設定や確認には、以下のようなコマンドを主に使用します。
- enable:特権モードへの移行。
- configure terminal:グローバルコンフィギュレーションモードへ移行。
- interface [インターフェース名]:特定のインターフェースの設定。
- ip address [IPアドレス] [サブネットマスク]:インターフェースにIPアドレスを設定。
- no shutdown:インターフェースを有効。
- show running-config:現在の設定内容を表示。
- copy running-config startup-config:現在の設定を保存。
を意味します。また、コマンドには上記の基礎的なコマンドのほかに
- 移行コマンド
- パスワード設定コマンド
と呼ばれるコマンドが存在します。一つずつ紐解いていきましょう。
移行コマンド
Cisco IOSでは、操作対象や権限に応じて複数のモードが存在しており、各モードへの移行は以下のコマンドで行なわれています。
参考元:Ping-t
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ユーザモード → 特権モード
基本的な確認作業を行うユーザモードから、詳細な設定やトラブルシューティングを行う特権モードへの移行。
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特権モード → グローバルコンフィギュレーションモード
特権モードから、デバイス全体に関わる設定を行うグローバルコンフィギュレーションモードへ移行。
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グローバルコンフィギュレーションモード → インターフェースコンフィギュレーションモード
グローバルコンフィギュレーションモードから、特定のインターフェースに関する設定を行うインターフェースコンフィギュレーションモードへ移行。
グローバルコンフィギュレーションモード → ラインコンフィギュレーションモード
コンソールやVTY(Telnet/SSH)などのラインに関する設定を行うラインコンフィギュレーションモードへ移行する場合もある。
パスワード設定コマンド
各モードやアクセス方法に応じて、適切なパスワードが必要なため、設定するためのコマンドです。
参考元:Ping-t
次回の目標
今回は主にCisco製品で用いるコマンドの一覧を学びました。一つ一つ着実に覚えてコマンドを使いこなしていこうと思います。
次回のCisco機器基礎では実際にコマンドを用いて問題を解いていきましょう!