
CCNA取得への道 ~第4回~

こんにちは、ラダーシステム株式会社のY.Yです。
今日は水曜日なので、スイッチングについて学びたいと思います。
さて、前回のスイッチングではスイッチとは何かを学びました。今回はMACアドレステーブルについていきたいと思います。
MACアドレステーブルとは?
ネットワークスイッチが持つデータ構造で、各ポートに接続されているデバイスのMACアドレスを管理するためのものです。
かみ砕いて説明するに、ネットワークスイッチが内部で管理している表のことであり、各ポートに接続されている機器のMACアドレスを記録しています。これにより、スイッチは受信したデータフレームを適切なポートに転送することができます。
スイッチの動作
スイッチはフレームを受信すると、送信元MACアドレスを学習します。
特徴
- MACアドレステーブルは、VLAN(仮想LAN)ごとに管理されることが一般的で、各VLAN内での通信を適切に制御する
- 同じVLAN同士で通信を行うとき、送信元MACアドレスが宛先MACアドレスに送信したら、エントリを自動で記憶してくれて、情報がMACアドレステーブルに残る。
- 一部のスイッチ、特にマネージドスイッチでは、管理者が手動でMACアドレスエントリを追加または固定することができる。
宛先MACアドレス
- MACアドレステーブルの特徴として自動でエントリが追加されると記述したが、この情報が受信したフレームの宛先MACアドレスと情報が一致した場合、対象のポートから転送される。
- 一方で受信したフレームの宛先MACアドレスに一致する情報がMACアドレステーブルに載っていなかった場合、フラッディング(受信ポート以外の全ポートから送信)される。
- VLANを分けている場合は、同じVLANにのみフラッディングします。
例えば、VLAN10とVLAN20に分かれている場合、VLAN10がVLAN20に送信されることはありません。VLAN10同士、VLAN20同士でフラッディングされるということです。
次回の目標
MACアドレステーブルに関する設問は、Ping-tで多く出題されるので基礎を重点的に学んでインプットしていきましょう!
次回のスイッチングではVLANをもっと学んで行きましょう!