
CCNA取得への道 ~第6回~

こんにちは、ラダーシステム株式会社のY.Yです。
今日は月曜日なので、ネットワーク基礎のグローバルアドレスやプライベートアドレスについて学んで行きたいと思います。
グローバルアドレスとプライベートアドレス
グローバルアドレス
- 全世界で重複のないIPアドレスで、インターネット上(Webサーバー、ルーターの外部アドレス等)で使用できるIPアドレスのこと。
- インターネット接続時、ISP(Internet Service Provider)から割り当てられるグローバルIPアドレスを使用する。
プライベートアドレス
- 企業や家庭内など、LAN(ローカルネットワーク)の中でのみ使用できるアドレスのこと。
- 外部のインターネットからは直接アクセスできず、ルーターやNATでグローバルアドレスと変換して使う。
- プライベートアドレスはクラスA~Cの範囲が決まっており、この範囲内であればIPアドレスを自由に振り分けることが可能。
クラスA・・・10.0.0.0~10.255.255.255
クラスB・・・172.16.0.0~172.31.255.255
クラスC・・・192.168.0.0~192.168.255.255
NAT(Network Address Translation)
- プライベートアドレスとグローバルアドレスを相互に変換する技術。
- ルーターがこの役割を担うことで、家庭内の複数機器が1つのグローバルIPでインターネットに接続することが可能。
※PCがプライベートIPアドレス(例:192.168.1.2)を持っている場合、プライベートアドレスはネット上で使えないためインターネット(例:YouTube)にアクセスすることができない。
そこでルーターが間に入り、PC内のIPをグローバルIPに変換してインターネット上でのアクセスを可能にする。
アクセスして取得したデータをルーターがどの機器宛てかを判断して元のPCに届ける。
IPv4アドレス、IPv6アドレス
グローバルアドレスやプライベートアドレスの他にもIPアドレスには「IPv4アドレス」と、その後継になる「IPv6アドレス」があるので学んで行きましょう!
IPv4アドレス(Internet Protocol version 4 アドレス)
- インターネットなどのネットワーク上で機器(PC、スマホ、ルーター等)を識別するための番号。
- 32ビット(8ビットを4つに区切って10進数表記)で構成されている。
- 世界中で使用されたため、アドレスが枯渇している。
IPv6アドレス(Internet Protocol version 6アドレス)
- IPv4に変わる次世代版のインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)
- 128ビット(32桁を16ビット(4桁)ずつコロン「:」で区切る)で構成されている。
- で表すことで、使用できるIPアドレスが事実上無限。
次回の目標
IPv4アドレスの後継であるIPv6アドレスは深堀していくと、たくさんの特徴があるみたいです。
次回のネットワーク基礎ではIPv6アドレスについて学んで行きたいと思います!