
CCNA取得への道 ~第8回~

こんにちは、ラダーシステム株式会社のY.Yです。
今日は水曜日なので、スイッチングについて学びたいと思います。
さて、前回のスイッチングではMACアドレステーブルについて学びました。今回はVLANを学んで行きましょう!
VLAN
VLANとは?
- Virtual Local Area Network(仮想LAN)の略。
- 物理的に同じネットワーク(同じスイッチ)に接続されている機器を、倫理的に別々のネットワークに分ける技術。
- VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。(ブロードキャストも届かなくなる。)
VLANコマンド
- VLANの作成…(config)# vlan {vlan番号}
- VLANの名前…(config)# vlan{vlan名前}
- VLANの割り当て…(config-if)# switchport access vlan {VLAN番号}
- ポートの設定を開始…(config-if)# interface FastEthernet0/1
- アクセスポートの設定…(config-if)# switchport mode access
- VLANの一覧を確認…(config-if)# show vlan brief
一般的に使われているのがこの6つのコマンド!
VLAN間ルーティング
通常のVLANでは異なるデバイスでの通信はできませんが、、VLAN間ルーティングの設定を行うことで通信が可能になります。
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ルーターを使った設定
PC1(VLAN10)
↓
├── Switch ── Router ── PC2(VLAN20)
↑
PC2(VLAN20)
このようにルーターとスイッチを「1本のトランクポート」でつなぎ、
- VLANごとのサブインターフェースを作成
- VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
- サブインターフェースにIPアドレスを設定
することで設定が可能です。
ただしこの設定では、
-
- トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する
- トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる
といった欠点があります。
-
レイヤ3スイッチを使った設定
- レイヤ3スイッチ(L3スイッチ)では、VLAN間ルーティングが直接できる。
- より高速・安定のため、企業向けネットワークで主流となっている。
レイヤ3スイッチに必要な設定は
- ルーティングの有効化
- SVI(Switch Virtual Interface)の作成
- インターフェースへのVLAN割り当て
を行うことで可能となります。
VLANは学べば学ぼうとする分、たくさんの勉強が必要になりますね…💦
次回はVLANをもっと深堀していくためにアクセスポートとトランクポートを学んで行きたいと思います!