
SQLの基礎を理解する③

SQLでは前回紹介した4大構文を更に応用していくために句と呼ばれる条件を付随させたり、複数のテーブルを結合させる働きをするものがあります。
今回は条件等を付随させるものにフォーカスを当てて解説していきます。
・Where句
Where句とはDBからデータを抽出、更新、削除などの操作をする際に特定の条件を指定する句となります。
欲しいデータだけをフィルタリングするための句となります。
前回説明したSELECT、UPDATE、DELETE文でよく使用されます。
使用例;
SELECT文
SELECT カラム名1 , カラム名2… From テーブル名
Where カラム名1 = 値1
UPDATE文
UPDATE テーブル名 SET カラム名1 = 値1 , カラム名2 = 値2
Where カラム名1 = 値1
DELETE文
DELETE From テーブル名
Where = カラム名1 = 値1
・order by句、group by句
order by句とは、SELECT文で取得したレコードを並び替える際に使用します。
group by句とはSELECT文で取得したレコードをグループ化し集計する際に使用します。
order by使用例
上記テーブルを社員番号順に並べる際の文
SELECT * From employees orader by 社員番号;
※*は該当レコードに存在する全てのカラムを取得します。
実行後
上記のようにクエリを実行すると今回は社員番号を並べ替えの対象としたため、社員番号順に表示されています。
group by使用例
上記の表のように一つの部署に何人在籍しているかなど一つにまとめる際に使用する文
SELECT 部署, count(*) As mem_count FROM employees GROUP BY 部署;
実行後
クエリを実行すると上記のようにそれぞれの部署に何人いるのか集計できるようになる。